夢追いBOT

留年経験のある医学生が心身の不調と向き合う日常や勉強の記録をつづるブログ。

入院42日目 グッバイ青春②

 12月16日月曜日。入院42日目。退院まで今日を含めてあと5日。

 昨日(この回参照)はYahoo!ブログがサービスを終了するということで感傷をつづりましたけど、時間切れで書き足りなかったんで、今日も話を続けさせてください。

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 何を話したいかと申しますと、毎日のようにブログを更新し続けたあの狂乱の日々が、僕に何をもたらしたか。

 幸いにして、何も得るものがなかった、というわけではありません。文章力云々、とまでは言えませんが、少なくともめちゃくちゃスラスラと言葉が出てくる、文章が書ける、という人になりました。

 例えば大学で2000字のレポートを課されたとしたら、普通なら少しずつ積み重ねていって、

「頑張ってひねり出したのに、まだ1200だ…」

「書き足して書き足してやっと1800だ、この辺で大目に見てくれないかな…」

みたいな感じじゃないですか。少しずつ少しずつ、肉付けしていって。

 それが僕の場合、2000字は何の問題もなく書けちゃう。それどころか、何も考えずに一気に書き上げたら、3000にも4000にもなる。肉付けどころか、逆に削って削って削ぎ落として、2000字になるまで磨き上げていくという正反対のアプローチ。だから、字数もちゃんとあって、人より内容もあって、それでいて冗長ではなくブラッシュアップされた感じがあって、構成もツギハギではなくまとまったレポートが、それも人よりだいぶ速く、もうほんと爆速で、書けたんです。

 気持ち悪い自画自賛ぶりですけど、そのスキルで大学に入ったようなもんですから、多少の自負はあります。だって、僕、大学には小論文メインの後期試験で入ったんですから。前期も同じ大学の同じ学科を受けて、そっちはペーパーテストで落ちたのに。つまるところ、ブログをやってなかったら医学生になれてたかどうか怪しいわけです。もっとも、高校時代にブログなんかに熱中せずにちゃんと勉強してたら、2浪してないかもしれないけどね。

 そしてそのスキルは大学入学後にも役に立ちました。1~2年生の教養科目で、レポートによって評価される科目が結構あるわけなんですけど、そういう科目が、講義をサボろうが、勉強してなかろうが、短時間で書き上げたレポートだけでそこそこの点になる。これは楽でしたね。だから、試験や出席が評価の上で重視される科目は極力選ばず、レポートで済む科目ばっかり選んでました。レポートは嫌い、試験の方が楽、って人も結構いるけど、僕には不思議でした。

 しかし! これには落とし穴がありました。

 この文章スキル、泳ぎや自転車と一緒で、一度身についたら忘れない一生ものかと思っていたんですよ。ところが実際には、書き続けていなければ維持できないものだったんです。

 ここ2、3年で文章を書く機会が激減したんですよ、専門課程ではレポートもほとんどないし、ブログもそれほどやってなかったし。そしたら、今になって何か書いてみようとしても、全然書けない。書くにしても、さっき言った「普通」のアプローチしかできなくて、時間もめちゃくちゃかかる。

 サボってるうちに、能力は失われてしまったんです。このブログ、面白くないでしょ? そういうこと。さっきの自画自賛もよく見てください、過去形で書いてるでしょ? それもそういうこと。

 そんなわけで、あの日々からも得るものはあったとは言ってもそれは一時的な話で、今となっては、残り火程度のブログへの情熱を除いては何も残っていません。あーあ。大学入試の役には立ったから、それで御の字どころかお釣りが来るけども。

 それでもこうして書き続けているのは、その残り火がくすぶっているから。ある種の惰性。そして、書き続けていれば再び道は開けるのではないかという、淡い期待。まだ何も見えてこない暗中模索のさなかですが。



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