留年医学生メンタリティ

心身故障、留年、休学、療養

『ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術』

 また一冊読みました。

『ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術』岡田尊司

うつの患者は百万人以上いるが、実はその多くは「適応障害」である。環境の変化になじめなかったり、対人関係がうまくいかずに生じる心のトラブルで、自信や意欲がなくなったり、体調不良、不登校、出社困難、依存症などの問題として表れる。過敏な人だけでなく、人一倍前向きな人もかかる、もっとも身近な精神疾患だ。「うつ病」と誤診されて治療すると余計に悪化し、長引く場合も。ではどうすれば改善するのか? どうにもならない問題や悩みを抱え込んだとき、いかに対処すればいいのか。すぐに実践できる方法を、百戦錬磨の専門医がわかりやすく紹介。

だそうです。

 で、そもそも、適応障害というのは、

ストレスによって心がバランスを崩した状態

なんだそうです。細かい説明は省きます。で、それに対して、

  1. 一般の人にもっとも身近な問題であるストレスや適応障害について、わかりやすく解説する
  2. 環境的ストレスと本人の特性との相互作用として適応障害を捉え、それを具体的に描き出す
  3. 人間生きていれば必ず出会うことになるさまざまなストレスや試練、逆境を乗り越えていくための技術について、精神医学や臨床心理学が編み出してきた技術や極意について、そのエッセンスをお伝えする

という3つの目的でこの本は書かれた、と。

 で、読んでみたわけなんですけど、なんとなくわかりましたね。あ、僕、適応障害なんじゃないか、って。学校を起因とする。去年の冬から今年の春先頃にかけてはこの秋よりもっとひどいもんでしたが。それはともかく、読み進めていくと、確かに今の僕にとって参考になることが書いてあります。

 まず、やっぱり、ここ連日言及している、僕の「人に頼るのが苦手」問題について。いざというときにいつでも頼ることのできる、幼い時代の母親のような存在を「安全基地」と呼び、その重要性を説いています。かなり重要みたいです。

安全基地をもっているかどうかが、適応力を左右するのはいうまでもない。適応力というと、その人自身の力と思われがちだが、実際には一人一人の力には、そんなに差はない。適応力の差は、どれだけ人の力を味方につけられるか、人に助けてもらえるかによるのである。人に相談したり、助けを求める力も、その人の力のうちなのである。

うわぁぁぁぁぁ! ここにも出てきた! やっぱりそういうことみたいです。

 それから、各種のパーソナリティとそれぞれの改善点みたいなものも紹介されています。これも参考になりました。

 これによると、どうやら僕は、傷つく危険を極力避けるという適応戦略を特徴とする「回避性パーソナリティ」ってのに分類されそうです。自己評価が低いため、失敗して傷つくことを嫌って挑戦を避け、安全第一でいく。これがいちばん当てはまる。で、このタイプは、

 いかにも安全第一の戦略であるが、皮肉なことに必ずしも安全を守ってはくれない。小さいうちに雑菌にたくさん接触していれば、抵抗力を身につけることができるのに、大人になって感染すると、弱毒の菌でも命取りになりかねないのと同じように、危険を避けることが、かえって危険を生んでしまう。傷つくのを避けようとすることで、ますます傷つきやすくなる。それが適応のニッチを狭めてしまうことになる。
 実際、回避性パーソナリティの人は、しばしば適応障害を起こす。不登校や出社困難をきたす人の割合が高いタイプの一つだ。うつや不安障害にもなりやすい。そこには、不安を感じやすい遺伝的要因も関係しているだろうが、苦手な状況を避けることで、ますます適応力を低下させてしまうのだ。

だそうで。うわー、僕じゃん。で、このタイプの人の「適応を改善するポイント」というのは、

このタイプの人が躓きから立ち直るためには、自信を回復するプロセスが必要である。失敗したことで躓きを挽回できれば、それにこしたことはないが、それができれば苦労はしない。このタイプの人は失敗したことがトラウマになりやすいので、そこに向かっていくということは一番ハードルが高い。むしろ最初は失敗したことと無関係なところから始めて、本人が自分にもできることがあると思えるようにすることが大事である。

だそうです。と言われても具体策はよくわかんないしあっても難しそうだけど。学校やめるとか?

 ともあれ、自分の特性を客観的に把握することと、その特性に合ったやり方を知る、ということを始められそうです。これまではそうしたことさえやってきませんでしたからね、そもそもそうすればいいのか、と。自分を客観的に把握するところからなのか、と。

 この本には他にもいろいろ内容があり、「メンタルの強さをはかる」というチェックリストがたくさんあり、それを通しても自分にはどのような特性があり、何が弱点なのかわかるようになっています。そしてその特性のもとでやっていくにはどうすればいいのか、というアドバイスもなされています。なかなか参考になります。

 というわけで、この本はかなりいいお勉強になりました。やっぱり「安全基地」なのね…



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